都市の中の〈境界〉を越える:アーティストの中島りかさんを迎えて

7/25(火)23:00-23:30「むんぱれTuesday」第4週『毛利嘉孝のアート・リパブリック』

今月のアートリパブリックのゲストはアーティストの中島りかさん。谷中にある小さなプロジェクト・スペース「脱衣所 – (a) place to be naked」の主要なメンバーとして展覧会やプロジェクトの企画に関わりながら、中島さんは、都市とプライベート、身体などをテーマに作品を発表してきました。その中島さんの最近の個展は今年5月27日から6月25日まで目白のTALION GALLERYで開催された「□より外」展。長崎の隠れキリシタンの葬儀で使用される「経消し」と呼ばれる儀式を手掛かりにしながら、都市における公的空間と私的空間やアートと宗教、そしてそうしたさまざまな領域の境界を問題化した展示は、新しい時代のアートの試みとして注目を集めました。中島さんのこれまでの活動を中心に、これからのアート、都市、宗教などについていろいろとお話を伺います。

中島りか「無題(ハナレ)」2023年

中島りか
ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ、東京藝術大学大学院で現代美術を学ぶ。作品は、サイトスペシフィックなインスタレーションからパフォーマンス、写真、映像、サウンド、都市空間への公共的な介入、多種多様な専門分野を重ね合わせるような制作手法をとる。限界性と中間性の概念に興味を持ち、パブリックとプライベートの間の非二元的な関係を探り、都市空間内での身体とアイデンティティの社会的構築を指し示す身体を通して、アートのカタルシス的機能を模索する。テキスト、サイン、シンボルといった記号論的なツールの使用は、視覚的な物語の語り方として、公的なものと私的なものの領域の間、《閾》空間上の複雑なつながりを明らかにする手段を用いる。また、支配的な知識と権力の体制に対する小さな抵抗の美学にアプローチする手段として機能している。

中島りかHP
https://www.rikanakashima.com/

「毛利嘉孝のアート・リパブリック」
2023/7/25(火)23:00-23:30 
リアルタイム聴取はこちらから

★タイムフリー放送:
下記の期間中 「むんぱれTuesday」ページの「前回の放送」でお好きな時間に聴けます。
2023/8/1(火)~8/6(日)

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