小林エリカさんと考える――語りえなかった人たちの声を残し、未来へつなぐこと

6/4(火)、7/2(火)23:00-23:30は「むんぱれTuesday  Art Wanderland (アート・ワンダーランド)」by DJエレーヌ。今回は小林エリカさんをゲストにお迎えします。

小説家、マンガ家、アーティストとして多彩な活動をしている小林エリカさん。目に見えない、時間、記憶、放射能などに着想を得た作品をこれまで手がけてきました。最新作『女の子たち風船爆弾をつくる』では、第二次世界大戦中に日本がアメリカ本土爆撃を目的につくった兵器「風船爆弾」を主題とし、この兵器の制作に動員された少女たちの戦争体験を膨大な記録や取材に基づいて描いています。

女の子たち風船爆弾をつくる(文藝春秋)

また、もう一つの新作『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』では、リーゼ・マイトナー、ミレヴァ・マリッチ、ヴェルダー・マーヨ(長谷川テル)、マルゴーとアンネ・フランク姉妹など、同様に戦争の影響を受けてきた、様々な国の女性たちの生きざまを文章と肖像画で28章にわたり伝えています。

彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』(筑摩書房)

声を十分に聴かれないまま、「歴史」の中で忘れ去られてきた、多くの女性や少女たち。彼女たちが切り開いた道を、未来にどうつなげていくべきなのか―――読者に問いかける二冊の意欲作です。

番組では、新作を中心に、リサーチのプロセス、関連プロジェクト、そして、表現者としての現在の活動に至るまでの経緯、また、多岐にわたる創作活動について、2回に亘ってお届けします。ぜひ、お聴きください!

■音楽朗読劇「女の子たち 風船爆弾をつくる」Girls, Making Paper Balloon Bombs」

[ゲスト・プロフィール]
■小林エリカ(作家、マンガ家、アーティスト)
東京都生まれ。目に見えないもの、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品を手がける。著書に『マダム・キュリーと朝食を』、コミック『光の子ども』1~3、『トリニティ、トリニティ、トリニティ』などがある。主な展覧会に、個展「野鳥の森 1F 」(Yutaka Kikutake Gallery)、「りんご前線―Hirosaki Encounters」(弘前れんが倉庫美術館)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館)など。寺尾紗穂とのプロジェクト、音楽朗読劇シリーズ『女の子たち 風船爆弾をつくる/ Girls, Making Paper Balloon Bombs』では脚本も手がける。
web: https://erikakobayashi.com/
instagram: @erikakobayashiek
X:@flowertv

■ プロジェクト「爆心へ/To Hypocenter

■展示・イベント情報
●2024/4/13-9/29 会場:軽井沢ニューアートミュージアム
かけがえのないもの – 地球・風景・環境 Irreplaceable -Earth, Landscape, Environment
●2024 6/10-6/16  Liste Art Fair Basel (スイス、バーゼル)
●2024/6/14-6/16  NipPop 2024(イタリア、ボローニャ)
2024/7/27  会場:代官山ヒルサイドプラザホール
気候危機とアートのシンポジウム「アートセクターはどのようにアクションを起こせるか」
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■番組アーカイブ
放送は下記からお好きな時間に聴けます。
・第1回目

・第2回目

■初回オンエアはこちらから
第1回目 2024/6/4(火)23:00-23:30
第2回目 2024/7/2(火)23:00-23:30

■再放送はこちらの「タイムテーブル」から番組名「むんぱれTuesday」をクリックすると聴けます。
第1回目 2024/6/5 (水)12:30-13:00 / 2024/6/6 (木)9:30-10:00
第2回目 2024/7/3(水)12:30-13:00 / 2024/7/4 (木)9:30-10:00

■タイムフリー放送:
下記の期間中、 「むんぱれTuesday」ぺージの「前回の放送」でお好きな時間に聴けます。
第1回目 2024/6/11 – 6/16
第2回目 2024/7/9 – 7/14

■番組へのリクエスト・ご意見はこちらから ↓
https://www.radicro.com/request/munpare.html

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